対話から生まれる街づくり ~Tatsuno Comunity Space~ 

What’s SFC

フューチャーセンター&セッションとは?

フューチャーセンターはヨーロッパで生まれました。ヨーロッパでは資源が少ない中、限られた人材の智恵を最大限に活用して複雑な社会問題を解決することや、知財を活かしたビジネスで高い利益を上げていくことが必要とされました。そこで、日常の組織では決して出会うことの無い人々が集まって創造的に未来を議論する場として誕生したのが、フューチャーセンターです。

フューチャーセンターそのものは施設を指し、中で行われるセッションはフューチャーセッション(future session)と呼ばれています。

フューチャーセッションとは、現場の多様なステークホルダーに加え、想像力を働かせて「未来のステークホルダー」も招き入れることで、創造的な関係性を生み出します。お互いが尊敬の念をもって傾聴し合い、未来に向けての「新たな関係性」と「新たなアイデア」を生み出します。その結果として、それぞれのステークホルダーが認識と行動を変化させ、協力してアクションを起こせる状況を生み出します。

 

公式ページ

株式会社フューチャーセッションズHP

 

信州フューチャーセンター(信州FC)とは?

信州FCの施設リノベーションイベント終了時2016年10月にオープンする信州フューチャーセンター(信州FC)は市民が集い、町の未来について話し合う場です。

町が抱える課題を、市民・行政・企業など様々な立場の人々が対話を繰り返し、解決のためのアクションをここから踏み出していきます。

信州FCには、フューチャーセッション(話し合いの場)のためのスペースだけでなく、町民のためのコワーキングスペースや、カフェ、貸し会議室を備え、月に一度施設前でマルシェも開催する予定です。

人が集い、つながり、新しいなにかが生まれる場こそが、この信州FCなのです。

(写真は信州FCの施設リノベーションイベント終了時の1枚)

 

私たちが目指すもの

辰野町の風景自立した地域の出現

「地域コミュニティ」が崩壊した社会―。

強く、太かった地域のきずなはライフスタイルや時代の変化とともに薄れ、昔はあった各地域でのお祭りやご近所づきあいも今ではあまり見かけなくなりました。

そのような地域コミュニティの崩壊は、孤独死や治安の悪化、地域住民の孤立化のみならず、そこに住む人々の「自治意識」をも弱めさせました。その結果、地域での問題は警察や役所といった行政にすべて一任してしまい、市民が地域課題の解決のための役割を担うことはなくなりました。

しかし、全国の自治体の税収が減り、人口も減少していく中で、行政がすべての地域課題に対応することはもはや不可能であり、災害時の地域住民の連携の観点からも、現状の弱い地域コミュニティにはおおきな懸念が寄せられています。

そんな中、ここ辰野町も地域自治や地域活性化のために市民の活力を生かした強いコミュニティづくりが喫緊の課題になっています。私たちはこの町の人々のつながりをもう一度つなぎ合わせ、コミュニティ力の強い、「自立した地域の出現」のためにこの信州FCを立ち上げました。